【書評】「Q思考 シンプルな問いで本質をつかむ思考法」問いを立てる力を鍛えて情報活用力を上げる

   

情報の価値が徐々に低下している今日

インターネットが普及し、自分が欲しい情報に簡単にアクセスできるのが今の時代です。

誰しもがスマホを使って、いつでもどこでも自分が知りたいことを調べることができ、情報を得られます。

また、得られたデータや知見もデータベースに大量に蓄積できるようになり、ドキュメントも電子化されて小さな容量で大量に保存・管理をできるようになっています。

このように、今日では、テクノロジーの進歩によって知識の希少性が低下し、その価値が従来よりも低くなってきています。

したがって、情報自体よりも、その情報からどんなことを見抜くか、情報をどう活用していくかが重要になっています。

問いを立てる力が重要に

情報価値の低下した今日でより重要とされているのが「問いを立てるスキル」です。

問いを立てることで人間の脳は無意識にその答えを探そうとします。

過去の経験や学習によって蓄積されてきた知識が掘り起こされ、答えを導き出していきます。

インプットした情報を統合して、新しい自分の考えをはじき出してくれるのがこの問いを立てるという行為なわけです。

そして、どんな問いを立てるかによって、出される答えも変わってきてしまいます。

したがって、情報活用力が重視される今日では、この問を立てるスキルがより重要といえます。

こうした時代の要請に応えるように、問いを立てるとはどういうことなのか、どんな問いが良いといなのか、問いを立てるコツはどんなところにあるのか、といった疑問に答えてくれるのが本書です。

問いを立てるコツ「なぜ?」「もし~だったら?」「どうやって?」

問いを立てるときのポイントについてもいくつか紹介されています。

本質を見極めるために根本的な原因を探る「なぜ?」という問い。

常識にとらわれずに創造力を働かせる「もし~だったら?」という仮定の問い。

具体的な実現方法を探り、実現可能性を高めていく「どうやって?」。

こうした3タイプの問いを立てていくことで、新たな考えを脳が生み出すことを手助けしていきます。

本書では、ブレインストーミングのように問いをどんどんと書き出していくQストーミング、問いを他者とシェアするなどといったその他のポイントについても言及されています。

まとめ

今回は、問いを立てるスキルについての本を紹介しました。

本書の中では、問いを立てたことで思考が深まり、成果を残した人たちのエピソードが豊富に盛り込まれています。

こうした多くの成功事例から自分なりのヒントを得られることと思います。

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