【書評】「PEAK PERFORMANCE 最強の成長術」成長の法則を学んでトップスピードで自己成長を実現しよう

   

成長のためのノウハウを集約・概念化

「ビジネスで成功したい!」「趣味のギターを早くマスターしたい!」「マラソンでいい成績を残せるようになりたい!」

こうした「成長したい」という願望を、誰しも多かれ少なかれもっているものです。

スポーツやアート、ビジネスの世界で成功を収めてきた人が一体どんな過去を経て、その境地に達したのかは常人には分かり得ないように思えます。

今回の本は、コンサルティングファーム・マッキンゼー出身の著者が、偉大な先人たちの成功事例や関連する研究成果を基にしながら、成功法則を抽出しようと試みた本です。

その中でぼくがなるほどと思ったポイントについて紹介したいと思います。

シングルタスクに全力で集中する

今日、ビジネスの世界では多くのタスクを同時にこなすマルチタスク能力が重視されているようです。

ですが、こうした幾つもの仕事を同時に並行して進めていくのは、脳の本来の力の発揮を妨げてしまうといいます。

複数種類の仕事も小さなタスクや目標に分解し、それを決めた時間で、全力で集中して取り組むことが重要であるといいます。

幾つものタスクに手を付けてなんとなく仕事をした感じになるよりも、限定した仕事に全力で集中して、そこから学びを抽出してくのが重要だと思われます。

狙いを定めて目の前のことに取り組む

アマチュア歌手とプロの歌手に歌の練習をさせたところ、アマチュア歌手は練習を楽しむことに注力していたのに対し、プロの歌手は限られた時間のなかでも、具体的にどんなスキルの改善を図るのかを明確にして歌っていたという調査結果があるようです。

プロがその高いパフォーマンスを発揮できるのは、一つ一つのことに具体的にその狙いを定めて取り組んでいるからだといいます。

どんな仕事も1万時間取り組めば一人前になれるという意見もありますが、本書はそれよりも狙いを定めた「意図的な練習」の重要性をしているように思います。

人との親しい関係がパフォーマンスを高める

激しく身体を酷使するアスリートは、短時間でその疲労を回復することが求められます。

マッサージや様々な身体をケアする設備を準備することも重要ですが、チームメイトと気兼ねなく談笑できる環境を整えることが実は非常に重要なようです。

ロッカールムのようなみんなが集まって会話できるスペースをつくったり、スムーズな人間関係を構築していくように配慮したりすることのほうが実は重要なこともあります。

これはぼくたちの実生活についても当てはまることであり、休日や仕事を気にしなくてもいい一日の終りに親しい人と会って雑談するといった時間をつくることが、実が疲労を回復して高い成果をだすためには必要であるということのようです。

まとめ

今回は、本を紹介しながら高い成果を出すためにおさえていくべきポイントについて説明しました。

疲れたり、忙しかったりするときには人との関わりが減ってしまい、心身の疲労回復の機会が失われてしまいがちです。

「ちょっとつかれたかも・・・」と思ったら、友人に久しぶりに連絡をとってみるといい気分転換になるものです。

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