AI活用が進む。金融業界での導入が進む最新技術

   

金融ビジネスへのAI活用

近年、AIへの注目が再度ピークに達しています。

AIの注目が集まる中、金融業界のトレンドについて、みずほ総研がレポートをだしています。この内容について紹介したいと思います。

みずほ総研によれば、ウェブ検索数のトレンドをみてもAIの検索人気度(当該トピックの検索数÷全検索数)は日米ともに上昇しています。

人工知能の知能が人間のそれを越えるシンギュラリティの到来も遠くはないといわれています。

中でも、金融業界での関心の高まりは著しいようです。

金融に関するAIの検索人気度は2015年から2017年にかけて飛躍的に向上しています。

AIを活用したデータ分析

金融業界で早い段階からAIの活用が進んでいるのは、不正検知や与信審査といったデータ分析業務においてです。

この業務には、機械学習を活用されています。

不正検知

不正検知では、クレジットカードなどの不正取引の防止に機械学習がもちいられています。

カードの利用店舗、利用時間、利用額などの大量のデータをAIに処理させ、不正取引の特徴を学習し、リアルタイムで不正取引を検知する仕組みのようです。

米国では、American ExpressやVisaが機械学習を使ったリアルタイム不正検知を行っています。

与信審査

米国では、クレジットカードや住宅ローンの申請の際には、「クレジットスコア」を基にその審査がなされます。

クレジットスコアは、借入状況や返済の延滞有無といったデータを基に、個人の信用度を点数化したものです。

点数が高いほど審査を通りやすいです。しかし、このクレジットスコアを算出する歳のデータは個人の利用者であると限られたものになり、最新の状況と乖離があることもままあります。

そこで、AIの機械学習を用いてこれまであつかっていなかったデータも用いながら、より精度の高い審査を実施しようとしています。

チャットボット

機械学習の活用先はデータ分析に限らず、会話のような言語処理にも及びます。

大量のテキストを解析して言葉同士のパターンを把握し、文章の意味を把握する「チャットボット」がこれに該当します。

チャットボットは、顧客が入力したテキストや話した音声を認識して、その問い合わせに自動的に対応します。

身近なところでいえば、電話、スマートスピーカー(Amazon Echo, Google Home)、SNSなどのメッセンジャーなどがあります。

金融業では、口座残高やクレジットカード利用額といった情報の確認やクレジットカードの支払いや取引支持に応答するなどの活用がされています。

他にも、資産運用方法についての提案にも活用されているようです。

RPA

ホワイトワーカーが行うバックオフィス業務を代替する、ロボティクス・プロセス・オートメーション(RPA)も注目されています。

これまで従業員がコンピュータ上で行う作業手順をソフトウェアにやらせるようにするものです。

ただし、常に手順がきまった定型業務についてはRPA導入がすすんでいるものの、非定型業務に関してはなかなか進んでいないようです。

こうした非定型業務にも対応可能なRPAを実現するために、機械学習が注目されています。

これまではあつかえなかった非構造型データ(文書、図表、音声、メールなど)も扱えるようになることが期待されています。

まとめ

今回は、AIの金融業界への活用状況について調べて簡単にまとめてみました。

最新の情報に日々触れながら、トレンドにキャッチアップしていく必要があります。


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