【書評】TVドラマで嵐・櫻井君も紹介!「心に響くコミュニケーション ペップトーク」で行動を変えるスピーチのノウハウを学ぶ

   

今、にわかに話題となっているペップトークとは何か

嵐の櫻井くんがTVドラマの中で紹介したことで注目されている「ペップトーク」。

今回はその本について感想をまとめたいと思います。そもそも「ペップトーク」とは一体何なのでしょうか。

ペップトークを著者は「短く、わかりやすく、行動指針を明確に伝えるショートスピーチ」と説明しています。部活動の引退試合前に部長や顧問の先生が、激励の話をするシーンはみなさんも体験があるかと思います。

この激励の話には、心を動かされ、みんなの士気が一気に高まり、チームが一致団結します。こうした、聞き手に伝えたいことを納得させて望ましい行動を引き出すトークをペップトークを言います。

コミュニケーションが会話をしている相互の人間の深い理解を意味するのに対して、ペップトークは人の行動までも変えてしまうさらに強力なコミュニケーションとも言えます。

ペップトークのストーリー構成を学ぶ

著者はペップトークのストーリー構成に必要な要素を紹介しています。7つの要素からなるフレームワークにならって自分の話を構成していくことで人を動かすストーリーを作り上げられます。

序章(Prologue)

今置かれている状況の説明

事例(Example)

たとえ話(結論へ導くための事例)

予告・暗示(Predict)

実現するポジティブなイメージ(Key Wordの埋め込み)

教訓(Teach)

たとえ話から得られた、自分たちの現在置かれている環境への対応策

行動指針(Action)

上記「教訓」に基づく実行プラン(今、何をなすべきか)

先導(Lead)

現在の状況を容認したうえで、勇気を与えて全員を導く、決意を促す

送り出し(Kick Off)

Key Wordを行動につなげるためのセリフ「送り出しの言葉」

ペップトークの成功条件

ペップトークに必要な要素は前述の通りですが、聞き手を本心から変革して望ましい行動を促すためにはこれだけでは足りません。

どんなに感動的なプレゼンをされても、日頃不誠実な人間の話は信用できません。また、日常的に言っていることと矛盾している場合にも聞き手は納得してくれません。

プレゼンで説明されている行動指針が実現不可能な場合も失敗に終わってしまいます。

行動指針が抽象的すぎる場合にも、聞き手は「じゃあ結局何をすればいいんだ?」となり、ただのやる気を出させるだけのプレゼンになってしまいます。

このようにペップトークの成功には、信頼や実現可能性、具体性などなどの様々な満たすべき条件があるのです。

まとめ

今回は、ペップトークについての本をご紹介しました。人に感動的な話をでき、先導できる人間はカッコイイですし、憧れてしまいます。

自分がそうしたスピーカーになるには、緻密な作戦立案と実践練習が不可欠です。今回の本はその実現のための一歩になると思います。

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