確かな成長を可能にするためには3つの視点から自分を把握しよう

   

継続的に成長していくためには、自分自身の状態を正確に把握することがとても重要である点については過去の記事でも触れました。その際には、自分自身の思いだけではなく他者の立場なって考えられる、他者視点を持つ重要性をご説明しました。自分の体験を振り返り、複数の視点から考察をすることで、自分の強みや課題が浮かび上がってきます。今回は、この「複数の視点をもつ」ことをテーマにし、整理していきたいと思います。

複数の視点といっても、あまりにいろいろな立場を考えすぎてもわけが分からなくなってしまいますので、自己の成長という点から言えば、3つの視点をもてば十分ではないかと思っています。「自分の視点」「(自分に一番近い他者である)相手の視点」「(関与していない他者である)第三者の視点」です。

まずは、「自分の視点」です。これは一番わかりやすいですが、自分自身がどう思っているか、どう感じているか、という視点です。しかし、自分のことだからと安心してしまうのはよくありません。自己の体験をより具体的に回想し、自分の感覚を些細な変化を読み取り、詳細に言葉にしていく必要があります。「具体的には?」「もっと詳しく言うと?」と自分自身に問いかけながら考えていくのが良いと思います。

続いて、「相手の視点」です。これは自分に一番近く、利害関係にある他者の立場になって考えるということです。同じ空間にいるので状況はイメージしやすいですが、他者の視点ですのでやや難しくなります。自己の経験の同じ空間にいて、自分の言動の影響を直接的に受けていた人は、一体どんなことを感じ、考えていたのか、と問いかけていきます。この際には、他者の過去の発言を思い出し、相手の過去や性格、価値観、悩み、好きなことなどなどの情報を基に想像を膨らませていくことが大切です。

最後は「第三者の視点」です。これは観察者の視点とも言えます。その空間におらず、自分との間になんの影響関係もない人から見たらどう見えるのか、ということです。これが一番むずかしいですね。最初はなかなかよくわかりません。ですが、一番冷静な意見を言えるのがこの立場の人ですので、自己を正確に把握するためには一番重要な視点です。感情移入をせず、事実を基に考えていきます。この視点をもつためには、自分自身を実況中継してみるのがよいと思います。過去の自分をイメージし、その自分を遠くから見ながら実況中継をしていくイメージを持ちます。自分の思ったこと、行動したこと、を解説していく感覚です。このやり方をするようになってから、ぼくもフラットに自分の状態を把握できるようになっていきました。

3つの視点それぞれについて考えたことを整理していく際には、メモ書きがオススメです。このブログでも繰り返し登場しているゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニングの手法です。タイトルを「自分/相手/第三者はどう思ったのか」と設定して、どんどん書き出していくのが良いと思います。事前に振り返りをしようとしている経験の状況についても言葉にしておき、イメージを膨らませておくと良いかもしれません。

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